腸内細菌検査のやり方・料金~検査キットで腸内リスクを知ろう

腸内細菌検査 やり方

腸内環境が整っていることで消化吸収や便通に良い影響があることを知っている人は多いでしょうが、ホルモンバランスや美肌など様々な部分の健康に関わる重要な器官が腸と言われています。

腸には腸内細菌が生息していて、腸内環境を整えるためには腸内細菌のバランスが重要となるのです。

近年は簡易に検査できる腸内検査キットなども販売されていますが、まずは腸内細菌の重要性や腸内フローラについて学ぶことも大切なので解説していきましょう。

腸内フローラ チェック

腸の役割とは

十二指腸や回腸などの小腸や盲腸や直腸などの大腸を総称して腸と呼びますが、腸は消化吸収や排便に関わる重要な器官となります。
ですが、このほかにも腸には重要な役割がたくさんあるので、それぞれ解説していきましょう。

免疫力を強化する役割

人間は食べ物によって栄養を補うことができますが、食べ物と一緒に病原菌や毒素などが体内に入り込んできます。
腸には免疫機能があり、異物や毒素などを排出させることができます。

腸内環境が整っていることで免疫機能が有効に機能するので、免疫力を強化・維持することができ、感染の予防にも役立つのです。
そして、免疫機能が低下することで体の中で毒素が溜まっていき、体調を崩したりアレルギーを引き起こしたりしてしまうのです。

必須ビタミンを合成する役割

腸内に生息する善玉菌は、ビタミンB群やビタミンKを生成することができます。
生成されたビタミンによって肌の調子を整える美肌効果や、疲れた体を癒す疲労回復効果を得ることができるのです。

ホルモンバランスを整える役割

腸内にある善玉菌が増えることで、アンモニアや硫化水素の生成を抑えることができます。

アンモニアや硫化水素は人間の体にとっては毒素となり、体内にアンモニアが溜まることで体臭の原因になるとも言われているので、不要なものは取り除く必要があります。

腸内環境が整うことで硫化水素の生成も抑制され、ガン予防にも効果があるでしょう。

自律神経を整える役割

ストレスが溜まると便秘になったり下痢になる人もいるでしょう。
それは、脳が腸へ向けてストレスで受けた刺激を伝えていることが原因と言われています。
不安や緊張で自律神経が乱れ、腸内環境が悪くなり身体に様々な影響を与えているのです。

腸内細菌の重要性

上記のように、腸を正常に動かすためには腸内細菌が重要です。
腸内には100兆以上もの細菌が生息していると言われていますが、その種類は100種類ほどあり、嫌気性菌と呼ばれる酸素がある環境では生息することができない細菌が腸の中で生息しているのです。

デブ菌 痩せ菌

その中でも大腸菌やビフィズス菌が一般的に知られているでしょう。
そして、腸内にいる細菌は大きく分けると3つに分類することができるので解説していきます。

善玉菌

ビフィズス菌やアシドフィルス菌、フェーカリス菌やガセリ菌など乳酸菌と呼ばれる細菌が代表的でしょう。
悪玉菌の侵入だけではなく増加を防ぐ役割があり、消化吸収を手助けする働きや腸の運動を促すことで抵抗力を補う働きを持っています。

悪玉菌

病原性大腸菌やウェルシュ菌、ブドウ球菌などの腐敗菌と呼ばれる細菌で、腸内で増殖することで有害物質を作り出すのです。
腸内で炎症を起こすことで便秘や下痢を引き起こしたり、発がん性物質を作り出すこともできるため、悪玉菌が増えてしまうと身体に悪影響を引き起こしてしまうのです。

日和見菌

聞いたことがない人も多いでしょうが、腸内細菌の中では一般的な人の体では、日和見菌が最も多いと言われています。
善玉菌と悪玉菌のうち、腸内で多い方の味方をする細菌で悪玉菌と結びついてしまうと体に悪影響を及ぼす性質を持っています。

このように腸内には様々な細菌が生息していますが、体の健康を保つためにも腸内細菌の中でも善玉菌が住みやすいよう腸内環境を整えてあげることが重要となるでしょう。

腸内フローラとは

上記のような善玉菌や悪玉菌、日和見菌などの腸内細菌を顕微鏡で覗いてみると、様々な植物が群生しているお花畑のように見えることから、腸内細菌が腸にいる様相を「腸内フローラ」と呼んでいます。

生活習慣や食事、年齢も違うので腸内フローラは人によって違いがあります。
ですが、腸内フローラには理想的なバランスが存在します。

善玉菌が多く、悪玉菌が一切ないことが理想的であると感じている人も多いでしょうが、腸内フローラのバランスは「善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7」の割合で生息していることが理想とされているので、このバランスに近づけるよう生活を整える必要があります。

腸内フローラを簡単にチェックする方法

腸内検査キットを使用する前に簡単な腸内フローラを調べる方法をご紹介します。

・便秘や下痢で悩んでいる
・おならのニオイが臭い
・口臭が気になる
・肩こりがある
・疲れやすくなってきた
・肌に明るさがなく、くすんでいる
・ニキビなどの吹き出物ができやすい

上記の項目に当てはまるのであれば、悪玉菌が腸内で広がっている可能性が高いです。
悪玉菌は有害物質を作り出すので、身体に様々な影響を及ぼします。

肌は関係ないと感じていても、腸と肌には密接な関係があり腸内環境が悪いことで便秘になり、肌荒れを引き起こす原因にもなるのです。

腸内フローラを整えるには?

腸内フローラのバランスを整えるためには、習慣を変えることが大切です。
甘いものや肉が好きであると毎日のように大量に食べる人も多いでしょうが、スイーツなどの甘いものは食べ過ぎてしまうと腸の働きが悪くなってしまうのです。

そのため、腸が正常に作用しなくなり便秘を引き起こし、善玉菌が増えるという悪循環を引き起こしてしまいます。
また、肉はタンパク質が多いです。

悪玉菌がタンパク質を分解しているのですが、たんぱく質の多い食生活をしていると悪玉菌が増えてしまうので、腸内フローラのバランスも崩れてしまうでしょう。

肉

ですが、たんぱく質を一切摂らないと腸の筋肉の働きが低下してしまうので、食べ過ぎないように注意してバランスの良い食事を摂ることが大切となるでしょう。

食生活以外にも腸内フローラのバランスを整える方法があります。
それは、早寝早起きを心がけることです。

腸にとって重要な時間は朝となります。
その理由としては、夜のうちに消化して空っぽになっている胃の中に朝ご飯を食べることでぜん動運動が起こり、排便を促すことができるからです。
排便をすることで体に溜まっていた毒素を一緒に排出できるので、腸にとっては大切な役割があるのです。

ですが、夜更かしをしてしまうと早く起きれなくなったり、遅く起きることで朝食を抜いてしまうことが増え、排便の機会をなくしてしまうことが考えられます。

遅い時間に夕食を食べることも、腸の働きを低下させる原因になるので気を付けましょう。
また、睡眠不足は便秘に繋がるので十分な眠りに就けるよう環境を整えることも大切です。

あなたの腸内細菌は大丈夫?

私たちの腸の中には、約100兆個もの腸内細菌が住んでいると言われています。

最近、腸内環境を改善する健康法が注目され、生活習慣を見直すことで健康効果が得られると話題になっています。
しかし、実際に自分の腸内環境がどのような状態であるかわからないから不安だという声があがっているのも現状です。

ここでは、自分の腸内環境の質がどのくらいのレベルなのかセルフチェックで見ていきましょう。

腸内環境に良い食品の落とし穴

腸内環境に効果があると言われる食品を積極的にとり、がんや生活習慣病を予防する人が増えてきています。
一般的に、腸内環境が良くなると言われている食品は、ヨーグルト・味噌汁・バナナ・チーズ・牛乳・ぬか漬け・キムチなどの発酵食品やビフィズス菌、オリゴ糖、乳酸菌などが代表的なものですが、腸内環境は食品だけでは問題を解決することはできません。

生活上でのストレスや睡眠などによっても腸内環境は左右されます。
また、上記の食品はどこのスーパーでも取り扱っているものばかりなので比較的簡単に購入することができます。

しかし、食品によっては添加物や合成保存料が入っているものも多く、体にかえって負担がかかってしまうものもあるのです。

安心して食べられる植物性ヨーグルト

植物性ヨーグルトは、添加物が一切含まれておらず乳糖不耐症の人でも安心して取り入れられる食品です。
発酵した大豆から作られたヨーグルトなので、完全無添加となっています。

probioticsとは

しかし、商品の中には海外産の大豆が使われていることがあるので日本産のものを選ぶようにしてください。
国産の大豆は、遺伝子組み換え作物が使われていないので、生きた乳酸菌を腸内に送りことができます。

あなたの腸は大丈夫?セルフチェックで腸内細菌を知ろう

以下の項目に自分に思いあたるものが何個あるかチェックしてみましょう。

・便秘または下痢ぎみ
・便やおならが臭う
・便がコロコロしていたり、液状である
・お肉をよく食べる
・あまり発酵食品を食べない
・頻繁にお酒を飲む
・甘いものをたくさん食べる代わりに食事の量が少ない
・インスタント食品やレトルト食品、ファーストフードを好んで食べる
・和食より洋食派
・海藻類や豆腐、根菜類を食べない
・肌あれが気になる
・頭痛や肩こりがある
・食欲不振である
・疲れやすい
・重度のストレスを抱えている
・運動不足である
・不規則な生活を送っている

以上の項目にどのくらいあてはまりましたか?
0個だという人は、腸内環境に異常が見られる可能性は少ないでしょう。

1~2個の人も良好で現状維持に努めてください。
ただし、「便秘または下痢ぎみ」「便やおならが臭う」にチェックが入った人は、悪玉菌が多く腸内環境が傾き始めているかもしれません。

3~6個の人は、食生活を見直すことで腸内環境が改善されます。
7~10個の人は、これをきっかけに食生活だけでなく普段の生活自体を見直す必要があります。

最後に10個以上の人は、1日も早く腸内にある毒性の細菌を対処すべきです。
腸内環境は、食生活を変えるだけで1日で変化すると言われています。

ファスティングなどのプチ断食も有効な手段でしょう。
もっと早く自分の腸内の変化に気づいていたら、もっと早く体の声に傾けていたらと後悔する前に、自身の腸内環境を詳しく調べていきましょう。

腸内検査キットで自分のリスクを知ろう

体の内臓の一部分である腸は、目に見えないものなのでどのような状態になっているのか簡単に見ることはできません。

腸内環境がどれだけ重要だということがわからずに、医療機関での検査を後回しにしてしまう人も多くいます。
ここでは、腸内環境を調べる方法を3つ紹介するので、参考にしてみてください。

腸内環境を調べる方法とは?

病院で検査してもらう

病院での検査は、胃腸科・皮膚科・美容外科などの医療機関で「腸内環境検査」と呼ばれる検査を受けることができます。
具体的には便の中にあるDNAを採取し分析する方法です。

腸内細菌である善玉菌・悪玉菌・日和見菌がどのくらい生息しているか割合を調べてもらうことができます。
善玉菌ではビフィズス菌・乳酸菌、悪玉菌ではクロストリジウム菌などが代表金になります。

その他、便の水素イオン指数を測定し善玉菌による腐敗物質がないかどうかチェックする項目もあり、指数の低さによって判断することが可能です。
このように病院での検査は、様々な腸内細菌の検査を調べることができ簡単に検査結果がでるので非常に便利です。

しかし、1回の検査で数万円の費用がかかってしまうため、日常的に検査を受けることは難しいでしょう。

腸内検査キットで調べる

腸内検査キットは、各メーカーから複数の種類が販売されていて、病院ほど高額な費用にならないので比較的簡単に検査することができます。
検査方法は、自分で便を採取して専用のキットに入れ郵送するだけです。

検査結果が届くまで1ヵ月ほどかかりますが、忙しくて病院に行く時間がない人にはおすすめです。
検査のチェック項目は、病院での検査と同様にDNAから腸内細菌の生存率を調べる方法になります。

最近のキットは、手を汚さずに便を簡単に採取できるよう改良されたキットがあるので、検査初心者の方でも安心して使うことができます。
インターネット上で検査結果を確認できる上、費用が2~3万円前後と手頃な価格になっているので始めやすい方法ではないでしょうか。

インターネットのコンテンツでは、検査結果に基づいた生活習慣の改善ポイントやサプリ摂取など様々なアドバイスをもらうことができるので、今後の取り組みについて注意しながら生活することができるでしょう。

日常生活をもとにセルフチェック

腸内環境が乱れると、免疫機能や精神状態、肌の状態が低下したりしてきます。
今現在の腸内環境を判断するのに一番簡単なことは、便の状態をチェックすることです。

バナナ型で、においが少なくいきまずにスーッとでる便は腸内環境が良い証拠です。
水に沈まず黄色または黄褐色が理想です。

反対に下痢または便が硬くいきまないと出ないようなコロコロした便は良い腸内環境とは言えません。
水に沈み黒褐色または濃い茶色の便も良くない便の特徴です。

このようなセルフチェックは、いつでも簡単にできるので誰でも取り入れやすいのですが、症状が出ていても見落としてしまったり、詳細な状態まで判断することができません。

ここであげた方法を活用して、自分の腸内細菌を調べることができます。
毎日の生活に気をつけ少しずつ腸内環境を改善させていくことも大切ですが、まずは取り入れやすい方法で自分の腸内細菌を調べてみることから始めてみましょう。