【医師監修】腸内フローラのチェックで分かること

近年話題となっており、耳にしたことがある人も増えてきた「腸内フローラ」ですが、実際に自分の腸内フローラが現在どのような状態になっているのか知らない方も多いでしょう。

腸内フローラは体にどのような影響を与えているのか、また自分で腸内フローラをチェックするためにはどうすれば良いのか、チェック方法についてもご紹介していきましょう。

目次

「便秘・下痢・軟便・腹部膨満感 」全部腸内フローラが影響しているかも?

便秘や下痢、軟便や腹部膨満感など、お腹の悩みはなかなか相談できなかったり、つい抱え込んでしまいがちな悩みではありますが、これらはもしかしたら腸内フローラが大きく影響を与えているかもしれません。

便秘

女性の約5%、男性の約3%が便秘を自覚していると言われていて、その比率は年齢を重ねるごとに増えています。

便秘とは3日以上排便がない状態や、毎日排便があっても残便感がある状態のことと定義しています。
便秘の疑いがある場合、このような症状が主に表れます。

腸内フローラに良い食べ物

排便時の不快感

排便時にすっきりと便が出ることがなく、何度かいきんでやっと出る場合や、便意があるけどなかなか出ない、強くいきまなければ便が出てこない、排便後もすっきりと出た感覚がなく、残っている感じがする場合、腸の動きが鈍くなっていたり、便が腸内で固くなっている可能性があります。

腹痛や張り

お腹がパンパンに張っていて痛みを伴うものや、下腹部が痛い、ガスが溜まっているみたいな感覚がある場合、腸の動きが低下していることで、腸内に便やガスが溜まっている可能性があります。

排便の回数減少

排便回数は個人差がありますが、排便が1週間に3回未満の場合が便秘の状態であると定義されています。

腸が活動的に動いていれば、1日に3回~1週間に3日以上ぜんどう運動が起こり排便が促されますが、これが少ないことで便秘になっている可能性があります。

頻回便

1回で排便する量が少なく、何度もコロコロとした固い便が少しずつ出る症状で、便秘の方に多くみられます。
腸の動きの低下や便の固さなどによって起こりやすくなっています。

これらの症状が続く場合は便秘の状態であると言えますが、この便秘も腸の状態や病気によって機能性便秘と器質性便秘に分類することができます。

機能性便秘

機能性便秘は、便が作られるまでの過程や排便までの仕組みによって引き起こされる場合がほとんどです。

慢性便秘の状態が多く、腸の運動低下や筋力の低下によってなりやすく、女性に最も多くみられる「弛緩性便秘」や、排便の反射が弱くなり、排便したいタイミングに我慢することが多い方や浣腸を頻繁にしてしまう方に多い「直腸性便秘」、腸の運動がうまくいかずに便の通りが悪くなり、下剤の頻回や過敏性腸炎などが関係してくる「痙攣性便秘」が、機能性便秘に分類することができます。

器質性便秘

器質性便秘は大腸の炎症やがん、その手術後に癒着が起こった場合や、腸の障害によって引き起こされます。

この器質性便秘になった場合は、急激な変化を引き起こすことが多く、出血や嘔吐、腹痛を伴う以外にも急に便が止まってしまった場合は、すぐに受診することをおすすめします。

下痢

下痢とは、水分の多い液状の便もしくはそれに近い便の状態のことを言います。

下痢

正常な便は水分保有量が70~80%なのに対して、下痢の場合は水分保有量が80~90%で泥状、90%以上になると水様となります。
下痢になる場合、主にこのような症状が原因と考えられています。

運動亢進性下痢

精神的なストレスや消化不良、暴飲暴食や体の冷えなどが原因で、腸管の動きが高まり、便の通過速度を急激に速めることで、体内が便の水分を吸収することができないまま排出されるため、下痢に状態になります。

浸透圧性下痢

下剤の使用や暴飲暴食、サプリメントの利用によって腸管内の浸透圧が上がり、水分や電解質などの吸収ができなくなってしまうことで下痢になります。

分泌性下痢

食物アレルギーや水あたりなどによって、腸の粘膜から腸液などが過剰に分泌されることで引き起こされます。
また、腸粘膜障害や細菌性毒素などによって、腸管内の水分や塩類が過剰に分泌されてしまうこともあります。

もし、下痢と同時に腹痛や発熱、吐き気や嘔吐、血便などを伴った場合は感染性の可能性が高いので、すぐに医療機関を受診しましょう。

軟便

軟便とは水分が多い便の状態であり、正常な便は水分保有量が70~80%なのに対して、軟便の場合は水分保有量が80~90%で、便に形があってもドロッとした状態であり、排便時のキレが悪くなっている状態のことを言います。

軟便になる場合、主にこのような症状が原因と考えられています。

腸の動きが正常でなくなった

何かの原因によって腸の動きが活発になり、腸の内容物が溜めこんでいる水分を腸内で吸収する時間もなく、急激に活動を始めてしまうため、水分が多い状態のまま排出されてしまうことや、腸からの水分分泌が過剰に増えてしまうなど、腸の動きが正常でなくなった場合に起こります。

腸内環境の変化

軟便の状態が継続されている場合は、腸内環境が乱れが原因の場合があります。
悪玉菌の増殖や生活習慣の変化によって、腸内環境の乱れが引き起こされ、水分を多く含んだ軟便になります。

軟便の場合は腸内環境を改善させるためにも、腸内フローラを整えることが重要となってきます。

腹部膨満感

腹部膨満感とは、食べ過ぎや飲み過ぎなどで胃が膨らんだ状態や、腸管内にガスが溜まったり、空気を多く飲み込んだことが原因で引き起こされます。

腹部膨満感になる場合、主にこのような症状が原因と考えられています。

ガスの排出機能の低下

過度なストレスや緊張、胃腸などの不調によって運動機能が低下してしまうと、腸内にガスが溜まっていき、そのガスがうまく排出されないまま腹部に溜まっていきます。

便秘が続いたり、溜まったガスがそのままの状態で排出されないでいると、どんどんお腹が張っていき、苦しさや痛みを伴うこともあります。

腸内細菌によってガスが発生した場合

腸内フローラが乱れていき、腸内の悪玉菌が増殖してしまうと、腸内で異常発酵が起こり、ガスが発生していきます。
食べ物の根菜類やイモ類、豆などの食物繊維が多く含まれた食材を多く摂取した場合もガスが腸内で多く発生します。

呑気(どんき)症

人間は食事の際に食べ物と一緒に空気を飲み込んでいます。

これは、誰かと会話するときも飲み込んでいるのですが、食事の際のそしゃく回数が少ないことや、早食い、一口で多く食べ物を口に入れる場合は、飲み込む空気の量も多くなります。

そのため、ガスやゲップの回数も多くなります。

このような症状が慢性化してしまうと、なかなか改善することができない場合もあります。

病院を受診しても、食生活の見直しやストレス解消を勧められたりするなど、病気でない限り、今までの生活習慣や食事を見直して、腸内環境を整えていくしか方法がありません。

これらの便の症状には腸内フローラが大きく関係しているため、腸内環境を整えて腸内細菌のバランスを善玉菌が有利の状態に変えていく方法が最も良いとされています。

腸内フローラのバランスは、善玉菌2割、悪玉菌1割、日和見菌7割が最も理想的とされていますが、年齢やストレス、食生活など生活習慣の乱れや変化によって腸内フローラも乱れてしまいます。

デブ菌 痩せ菌

腸内フローラの乱れは便の変化だけでなく、肌荒れや吹き出物など、頭痛や吐き気などの症状になって表れてくる場合もあります。
そのためにも、常に腸内フローラを意識した生活を送ることを心掛けてみましょう。

現在の腸内フローラの状態を知りたい方や、定期的に調べていきたいという場合、専用のキットを使用すると自分でチェックすることもできます。
便の悩みを解決したい方は、自分で腸内フローラをチェックしてみましょう。

腸内フローラをチェックするとどんなことが分かる?

腸内フローラをチェックすることで、自分の腸内にどんな種類の腸内細菌がいるのか分かり、同時に体の状態や体質の傾向を知ることができます。
具体的にどんなことが分かるのか、見ていきましょう。

太りやすいかどうか分かる

腸内フローラをチェックすることで、自分が太りやすい体質かどうか知ることが可能です。

腸内細菌のバランス

太りやすい人は通称デブ菌と呼ばれる「フィルミクテス」という種類に分類される細菌が腸内フローラにたくさん棲みついている可能性があります。

通常、食べ物を食べると8割の栄養と水分が小腸で吸収され、残りは大腸を通過して排出されます。
しかし、デブ菌が多いと不要なものまで吸収され、体に排出されず蓄積されることで太るとされているのです。

実際、アメリカの実験ではデブ菌を移植したら太り出したという結果があります。

痩せやすいかどうか分かる

チェックで太りやすいか分かるということは、逆に痩せやすい体質であるかも分かります。

痩せやすい体質の人の場合、デブ菌よりも痩せ菌と呼ばれている「バクテロイデス」という種類に分類される腸内細菌が多く棲みついている傾向があるのです。

痩せ菌は体内で短鎖脂肪酸という物質を生成する作用があり、この物質には腸を活発に動かしたり、代謝をアップしたり、脂肪の吸収を抑制する効果があります。

太りにくく痩せやすい体質にするためには、この短鎖脂肪酸を増やすことがポイントなので、痩せ菌の割合が多い方が良いのです。

口臭の原因が分かる

口臭の原因は口内だけではなく腸内が関係していることもあるので、腸内フローラをチェックすることで原因を突き止めることができます。
腸内フローラが悪玉菌に傾いている場合、アンモニアなど悪臭を放つガスが発生します。

腸や肝臓が正常に機能すれば、それらのガスは肝臓で分解されたり、他の物質と合わさることで臭いがなくなりますが、悪玉菌に傾いている時は腸内環境の悪化とともに肝臓機能が低下している可能性があります。

そうなると腸内で発生した悪臭が血液を通じて全身を巡り、口臭の原因につながります。
逆に腸内フローラが善玉菌に傾いている場合は腸内が原因の口臭は発生していないことが分かります。

免疫バランスが分かる

腸内フローラをチェックすることで、免疫バランスが整っているか、乱れているのか分かります。

口から侵入した細菌やウイルスは食べ物と同じように腸管に入ってきますが、その時腸管は有害物質が吸収されるのを抑える免疫機能(腸管免疫)が働くようになっているのです。

腸管免疫を正常にコントロールさせるためには細胞を活発化する必要があり、腸内フローラに悪玉菌が多いと腸管免疫のコントロールが正常ではなくなるので、その結果免疫力が下がるということになります。

腸内細菌検査 やり方

免疫力をアップさせるためには腸内フローラのバランスを整えることが大事であり、チェックで腸内のバランスが整っているかどうか知り、免疫バランスを見ることが可能です。

菌の中には、免疫バランスを整える菌や崩す菌もいますので、その菌がいるかいないか調べるためにも腸内フローラのチェックはおすすめです。

ピロリ菌に強いか分かる

胃の病気を引き起こすピロリ菌を抑制する菌が腸内フローラに備わっているか分かります。
ピロリ菌は胃の粘膜に棲みつく細菌で、胸やけや吐き気、食後に腹痛、食欲不振などの症状を引き起こします。

さらに、慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんなど胃に関する病気とも関係が深いです。
ピロリ菌の除菌には抑制ガゼリ菌という乳酸菌が良いので、腸内フローラのチェックで腸内にいるかどうかを把握することができます。

有害物質を上手く排出できているか分かる

体外から取り込まれる有害物質が排出しやすい体質なのか、腸内フローラをチェックすれば分かります。

黄色ブドウ球菌やウェルシュ菌などの悪玉菌の中には、腸内で有害物質を生成するものもあります。

有害物質を体に溜めこんでしまうとお腹の調子が悪くなり、便秘や軟便といった症状が起きやすくなるでしょう。

一方、一部の善玉菌には有害物質を体の外に出すサポートする作用のある菌がいます。
その菌がいるかどうか腸内フローラをチェックすることで、スムーズに有害物質が排出されているか分かるのです。

リーキーガット症候群になりやすいか分かる

リーキーガット症候群とは栄養を吸収する粘膜の穴が広がり、有害物質まで吸収してしまうことで、腸内フローラのチェックでなりやすいかどうかを調べられます。

有害物質は吸収されるとアレルギーが発症しやすくなり、他にも自己免疫疾患、化学物質過敏症、低血糖、糖尿病になるリスクが上がるでしょう。

本来、腸は3つのバリアのより有害物質の吸収を抑制していますが、腸内フローラが乱れると病原性のある有害物質を排除する働きが機能しなくなります。
悪玉菌に傾き腸の働きが悪くなっていると、他のバリア機能も低下しやすくなるので、その結果リーキーガット症候群になりやすいというわけです。

インドアになりやすいか分かる

腸内フローラをチェックすると、インドアになりやすいか把握できます。

引きこもりや自閉症の人の血液や尿中には、「4EPS」という物質が増える傾向にあり、その物質は「クロストリジウム」と呼ばれる菌の一部から作られているのです。

この菌の一部が棲みついているとインドアになりやすくなるだけではなく、胃腸障害も訴えやすくなります。
腸内フローラはストレスによって変化することも多いのですが、さらに腸内フローラの乱れで不安やストレスは大きくなってしまいます。

それもインドアになってしまう原因なので、腸内フローラが乱れていないかチェックし、悪玉菌に傾いている場合は改善していきましょう。

コレステロール値を整える菌がいるか分かる

コレステロールはホルモンや細胞膜を作る役割がありますが、悪玉コレステロールが多いと動脈硬化の原因にもなります。

腸内フローラをチェックすれば、コレステロール値のバランスを整えてくれる腸内細菌が棲みついているか把握することが可能です。
「コッカス菌」という乳酸菌にはコレステロール値を下げる働きがあると分かっています。

高脂血症の腸内細菌を調べたところ、コッカス菌が少ない人は多い人に比べるとコレステロール値が高い傾向にあることが研究で明らかとなりました。
動物実験でも、ウサギにコッカス菌を投与したところ、コレステロール値が下がった結果も発表されており、腸内細菌とコレステロール値は深い関係であるのです。

食生活に乱れがないか分かる

腸内フローラをチェックすれば、食生活の乱れに関しても知ることができます
なぜなら、食べるものによって腸内細菌が増減するからです。

例えば、ビフィズス菌はオリゴ糖を餌に繁殖するので、オリゴ糖を含む食事を積極的に取っている人はビフィズス菌の割合が多い傾向があります。
一方、野菜や発酵食品をあまり食べず肉類ばかり食べている場合、悪玉菌が増加しやすくなるでしょう。

腸内細菌によって餌が異なるため、どの種類の割合が多いのかチェックすることで食生活の傾向を知ることができます。
傾向を知って善玉菌を増やす食生活に改善していきましょう。

乳糖不耐になりやすいか分かる

乳糖不耐とは牛乳を飲んだ時、お腹がゴロゴロしたり、ガスが溜まりやすくなったりといった不快症状のことです。

これは乳に含まれる乳糖が分解されていないことが原因で、腸内フローラをチェックすれば乳頭が分解されやすいか把握できます。
※アシドフィルス菌の有無で、乳糖が分解できるか決まります。

そもそも乳糖は小腸で分解されますが、大腸でもアシドフィルス菌という善玉菌により分解されています。
しかし、この菌がいなかったり、悪玉菌が増えている腸内フローラだとスムーズに乳糖が分解されず、乳糖不耐を引き起こす可能性があるのです。

糖化しやすい体か分かる

体内に余分な糖分が含まれていると、たんぱく質や脂質と結合してAGEという老化物質に変性します。
このことを糖化と言いますが、糖化は老化を促すため、健康や美容に悪影響を与えるので注意が必要です。

白砂糖等の精製された糖は、悪玉菌を増加させる作用もあるので、より腸内フローラが乱れる原因にもなります。
菌の中にはインスリン分泌に関連する菌もいるため、その有無で糖化しやすい体質であるか、見ることができます。

善玉菌は糖分を分解して乳酸などの酸を生成する作用があり、これにより腸内が酸性に傾くことで悪玉菌の繁殖を抑え、さらに侵入してきた病原菌の繁殖を抑えることが可能です。

糖分の分解力は善玉菌にも関わっているので、腸内フローラのチェックで糖化しやすい体質か確認しましょう。

慢性炎症になりやすいか分かる

慢性炎症とはつらい症状が長期的に継続されるもので、アトピー性皮膚炎やぜんそくといったアレルギー疾患、関節リウマチのような自己免疫性疾患が当てはまります。

主に免疫機能の低下によって症状が現れるため、腸内フローラの乱れは発症に深く関わっているのです。

悪玉菌に傾いていると腸内に有害物質が発生し、免疫機能の低下により有害物質が血液を通じて全身に巡り、血管や臓器に炎症が起こります。
排出されず長引くことで慢性炎症になってしまうのです。

腸内フローラの腸内細菌を把握することで、慢性炎症になりやすいかどうかを把握することはできます。

老化が進みやすいか分かる

老化は年齢だけではなく、活性酸素の増加でも起きてしまいます。
活性酸素は体に取り込まれた有害な物質を除去する効果がありますが、増えすぎると体にダメージを与え、シミやシワの増加、病気の原因になってしまうのです。

悪玉菌が多いと食べ物が腸内で腐敗し、活性酸素を発生します。

腸内フローラをチェックすれば、老化を進める活性酸素を発生させる原因となる腸内細菌があるかどうかを確認できます。

更年期障害を予防しやすいかがわかる

老化が進んでいるかチェックできるなら、老化を抑制できている腸内細菌がいるかどうかも分かります。

腸内フローラが善玉菌に傾いていると、活性酸素をはじめ有害物質の排出がスムーズになります。
活性酸素や有害物質を溜め込むことがないので、アンチエイジング効果で老化を抑え、若く健康的にいることができるでしょう。

腸内フローラをチェックする方法

腸内フローラをチェックすると上記のように様々なことが分かりますが、実際に自分の腸はどうなっているのか検査したい場合にはどういった方法があるのでしょうか?

簡単にできる方法としては「セルフチェック方法」があります。
いくつかの質問に答えることで診断結果をチェックすることができるので、ご紹介していきましょう。

腸内環境のセルフチェック方法

では、以下の質問に「はい」か「いいえ」で答えてください。

①毎日規則正しい便通がある。
②食事は毎回満腹になるまで食べるのではなく、基本的に腹8分目で終えている。
③おならのニオイを他人に指摘されたことがない。
④野菜が好きで毎食のように食べている。
⑤便の色は黒や緑、赤などではなく茶色や黄色である。
⑥毎日の生活バランスが同じで規則正しく決まった時間に食事をしている。
⑦毎日水分は1.5Lほど摂取している。
⑧お酒はたしなむ程度であまり飲まない。
⑨食事では脂っこい料理の摂取は控えている
⑩花粉症や食べ物などアレルギー症状が軽度、またはない。
⑪夏や冬など季節関係なく身体が温かく冷えをあまり感じない
⑫重いストレスはなく、感じても少なめだ。
⑬毎日の睡眠は疲れを残さず良質に取れている。
⑭運動は定期的に行うようにしている
⑮食品やサプリメントなどで腸に良いものを毎日摂取している。

腸内フローラ診断結果

上記の15個の質問のうち「はい」と答えた質問はいくつありましたか?
「はい」の数によって診断結果に違いがあるので確認していきましょう。

「はい」が15個の人は腸内美人

15個全ての質問が「はい」であれば、腸内環境に問題はなく良い状態だということが分かります。
毎日規則正しく生活を送っているため、腸内だけではなく体中の環境が美しく保たれているのではないでしょうか。
このままの状態を続けていくことが大切なので、気を抜かずに毎日の生活を規則正しく行っていきましょう。

「はい」の数が10~14個の人は良好な腸内環境

「はい」の数が10~14個であれば、腸内環境が完璧な状態ではありませんが、良い状態であると言えます。
このまま生活を続けても問題はないでしょうが、気を抜いてしまうと腸内環境が悪化してしまうことも考えられます。

まだまだ伸びしろがある状態と言えるので腸内環境を完璧にするためにも規則正しく生活し、腸内環境を良くする努力を続けていきましょう。

「はい」が5~9個の人は腸内環境が不調ぎみ

「はい」の数が5~9個であれば、腸が疲れている可能性が高いです。
心は健康であっても体が悲鳴を上げる一歩手前の状態となっているので、腸内環境を良くするための努力を始めていきましょう。

努力をしないと腸内環境が最悪な状態へと変化してしまうので、上記の質問で「いいえ」と答えた部分を「はい」に変えることが重要です。
規則正しい生活ができるよう生活を見直してバランスの良い生活を心がけていきましょう。

「はい」が4個以下の人は腸内環境が最悪の状態

「はい」が4個以下であれば、腸の状態が最悪と言えるので直ちに改善が必要です。
放っておくと身体に様々な影響が出てしまうこともあるので、毎日の生活や食事のバランスを見直し、規則正しい生活を繰り返すことで、腸内環境も元の状態へと戻っていくので改善方法を模索し実行することが大切です。

セルフチェックだけでは正しい判断はできない

セルフチェック方法では、「はい」の数が多いほど腸内環境が良い状態だということが分かります。
生活バランスが悪いことで腸内環境にも悪い影響が出るということなのでしょう。

ですが、セルフチェックについてはあくまでも自分で判断する方法となります。

腸内環境について調べる専門家が行っているわけではないので、正しいことであるかは実際のところわからないのです。
また、自分では「はい」と思っていても実際には「いいえ」となる場合もあります。

そのため、セルフチェックでは腸内フローラについて正しい判断ができないと言えます。
腸内細菌を検査する方法としては、手軽に行える腸内細菌検査・解析キットが販売されているので、正しい答えを知りたいのであれば利用してみると良いでしょう。

腸内細菌検査キットとは?

自分でも手軽に腸内環境について把握することができる腸内細菌検査キットとはどういったものなのでしょうか?
病院で行う検査でないため、腸内細菌解析キットなどと呼ばれているものもあります。

検査キットに関しては様々なメーカーから販売されていますが、具体的な検査方法としては、便を採取して専用キットに入れて郵送することになります。
病院でも腸内環境について調べることができますが、仕事や家事、育児などで忙しく足を運ぶことができない人たちにとっても手軽に調べられる方法となっています。

また、検査に掛かる費用についても病院より抑えられていることが多いので、初めての人でも安心して依頼できるでしょう。

腸内細菌検査キットを使用することで、腸の環境や体質などを判断でき、今後の生活について改めることができるので、興味があれば試してみてはいかがでしょうか?

おすすめは「フローラプロ エグザミネーションキット」

腸内環境検査キットについては様々な種類があることをご紹介しましたが、株式会社プロラボソリューションが開発した「フローラプロ エグザミネーションキット」は現役の医師が開発に関わったとあり、安心して利用できると考えられます。

検査方法も簡単で、

①フローラプロ エグザミネーションキットを購入する
②採便を行い、同封されていたキットに入れる
③同意書に記入し、便と一緒に返送用の封筒に入れて郵送する
④後日結果が通知される

だけとなります。

結果については解析を行う機関に郵送することで、1~2ヶ月ほどで結果が出ます。

結果については専用のサイトにログインすることで確認できるので、パソコンやスマートフォンでも手軽に確認でき、便利でしょう。
また、家族とどれくらいの菌を共有しているのか菌マッチングも確認することが可能です。

自宅にいるだけで腸内環境について検査をしてもらえ、診断結果もすぐにわかるので仕事で忙しい人にも最適となっています。

フローラプロ エグザミネーションキットで分かることとは?

では、フローラプロ エグザミネーションキットの検査結果で分かることについて解説していきましょう。
まず初めに、「自分の腸内にどのような細菌が何種類生息しているか」になります。

細菌によって体へ与える影響に違いがあるので、細菌の種類を判断することは大切でしょう。
次に、「腸内細菌のバランス比」についてとなります。

腸内には大まかに分けると悪玉菌や善玉菌、日和見菌がいます。

 

善玉菌だけがいれば良いということではないので、どのくらいの割合で生息しているのか判断することで腸内環境の状態がわかるのです。
フローラプロ エグザミネーションキットを使用することで、適切な食事やサプリメントの摂取、生活習慣などを見直すことができるので、自分に合った対処法を見つけ出すことができます。

腸にとって正しい行動をするためにも、フローラプロ エグザミネーションキットを使用して腸内環境について見直してみてはいかがでしょうか。

腸内フローラの影響によって体には様々な問題が発生することが考えられます。

セルフチェックによって自分でも腸内環境についてはある程度理解することはできますが、正しい判断ができない場合もあるので注意が必要です。
そのためにも、プロラボが開発した腸内環境検査キット「フローラプロ エグザミネーションキット」を使用して腸内環境について詳しく知り、自分に合った対処法を見つけていきましょう。